G913の使用感

タイトルにもあるとおりG913(リニア)を10日程使ってみた感想を簡単に書いてみる。 ゲーマーのキーボードレビューは珍しくないが、タイパー視点のそれは珍しい(タイパーの存在自体が珍しい)と思う。 まず、調べればわかることだが、 ・アクチュエーションポイントは1.5mm ・押下圧は50g ・キーストロークは2.7mm となっており、薄型なので前腕に力を入れてゴリ押し高速打鍵を行うスタイルとはかなり相性が良い。 ただ、僕としては50gは大分重めで、しばらく打っていると疲れてくるし、脱力してタイプウェルZIくらいのペースで打とうとすると安定しない。 パンタグラフのBFKB113PBKあたりが好きな人は恐らく気にいると思う。 直近では、HV-KB395L JPというキーボードを使っていて、こちらは ・アクチュエーションポイント1.5mm ・押下圧45g ・キーストローク3mm とかなり似た仕様のものだったので慣れるのに30分もかからなかった。 押下圧が5g重くなったものの率直に言って買ってよかったと思う。 というのも、仕様の差は単に打鍵感だけではなく、レイテンシーにも関わってくるからだ。 僕の場合、G913に乗り換えたことでレイテンシーが約0.03秒速くなった。 例えばe-typingで1打鍵目に集中しても平均で0.4秒を切るのはR2TLA-JP4-BK(リアフォ)、HB-KB395Lのどちらでも殆ど無理だったのだが、 G913ではしばしば平均0.4秒を切ることができる(普通に打つと0.45~0.5なのは変わらない)。 個人的には先述した押下圧以外に気になるところはない。 やっぱり薄型かつall 30gが至高という数年前からの僕の主張は正しかったんだ...!